下水道施設管理業務として、下水道管渠（汚水）、須崎市終末処理場、雨水ポンプ場、下水道管渠（雨水）の維持管理を行います。

下水道管渠（汚水）

　下水管渠は整備当初から30年以上が経過した管渠もあり、老朽化の進行が懸念されます。管路施設を適切に維持管理するため予防保全型の施設管理を推進します。
　道路陥没、マンホール蓋の劣化状況についても計画的に把握調査を行い、不具合箇所の早期発見と迅速な修繕の実施ならびに改築工事の検討を行います。

分類		指標の名称	目標値	単位
管理状況	機能障害と劣化状況	道路陥没箇所数	0.5	箇所/km/5年
		管渠等の詰まり事故発生件数	0.5	件/km/5年
		応急措置実施数	5	件/5年

・業務対象施設　延長　約12km
・業務内容　巡視・点検、調査（TVカメラ調査、目視調査、取付管調査、マンホール蓋調査）、異常時の処置、修繕（上限50万円/年）

終末処理場

　須崎市終末処理場は、国土交通省の革新的技術実証事業で設置されたＤＨＳシステム（処理能力：500㎥/日）により処理を行います。
　汚泥処理方式は、濃縮、脱水により処理を行い、脱水汚泥はセメント原料として有効利用しています。
　維持管理業務においては、これらの施設を安定的かつ効率的に運転、維持管理することにより、要求水準を遵守します。

項目	流入条件	放流水目標値
水量	400m3/日	－
pH	5.0～9.0	5.0～9.0
BOD	190mg/L	15 mg/L以下
SS	160 mg/L	30 mg/L以下
大腸菌群数	－	3000個/cm3以下

表　流入水条件及び方流水目標値

・業務対象施設　須崎終末処理場
・業務内容　運転管理、水質管理、保守管理、修繕（上限200万円/年）、物品調達、緊急時対応、環境整備

須崎市終末処理場
高知県須崎市潮田町３−１５

雨水ポンプ場

　市内5か所の雨水ポンプ場の保守点検を実施します。
　各ポンプ場は「自主点検表」をもとに、定期的に電流値確認、油脂類の補充などを行うことで機能維持に努めます。

・業務対象施設 須崎ポンプ場、須崎西部ポンプ場、大間ポンプ場、処理場内ポンプ場、浜町ポンプ場
・業務内容 保守管理、補修及び修理、物品管理

下水道管渠（雨水）

　雨水管渠における開渠を除いた管渠を対象とし、道路陥没リスク箇所、圧力マンホール蓋を中心に重点管理を行います。また、汚水管渠と同様に、予防保全型の施設管理を行い、効率的かつ効果的な巡視・点検・調査の推進を目指します。

・業務対象施設　延長　約12km
・業務内容　巡視・点検、異常時の処置

各事業内容の詳細